辰屋の通販の歴史
神戸では、お肉を宅配便で贈ることはそう珍しい事ではありません。最近ではいろいろなカタログにも載っていますが、「でもやっぱり不安!」という方も少なくないのでは、と思います。そんな方にも安心して頂くために、当店での通販の歴史についてお話します。
1.始めは鉄道貨物
当店がいつから通販を始めたのか定かではありませんが、現在店主が子供の頃は鉄道貨物で送っていました。クールはもちろん、宅急便という言葉すらない時代ですから常温でも日持ちのする「味噌漬け」だけでした。郵便局でも宅配はありましたがいつ届くかわからなかったので、必ず翌日、北海道など遠方でも翌々日には届く鉄道貨物を利用していました。
子供だった現在店主もよく自転車で最寄の「神戸駅」までお肉を預ける手伝いをしていました。お客様にも最寄の駅まで受け取りに行っていただいていたんです。それでもお肉の贈り物は珍しく大変喜んで頂きました。
2.クロネコヤマトの宅急便
昭和51年、クロネコヤマトの宅急便ができました。翌日にお客様の玄関先まで届けてくれるのです!画期的でしたね~。ここで初めて「味噌漬け」だけでなく「普通のお肉」ステーキや、すき焼き肉も送れるようになったんです。まだクール便は無かったので、発泡スチロールにドライアイスを入れて送っていました。保冷剤ができたのもまだもう少し後です。
3.発砲スチロールから現在のギフトBOXへ
昭和63年、クール宅急便ができました!お陰様で「お肉の宅配便」は飛躍的に増えるようになりました。同時に、当店でも現在使用しているギフトBOXになりました。大きな特徴は一目で「神戸ビーフ」とわかることです。受け取るお客様も届いてすぐ中身がわかりますから「すぐ冷蔵庫にいれなくちゃ!」とうっかり出しっぱなしを防げます。宅配員さんも運ぶ時に気を遣ってくれますしね。
4.そして現在
今では配達日指定だけでなく時間指定もできるようになり、より確実にお客様のもとへお届けできるようになりました。インターネットで荷物の配達状況も簡単に確認できるようにもなりました。宅急便は本当に便利になりましたね。
クロネコヤマトさんとも出来た当初からのお付き合いで、「辰屋の荷物」には特に細心の注意を払って頂いてます。ギフトでお届け先が不在、なんて時はすぐに当店に連絡が入るようにしています。「お肉」ですから温度管理がとても大切なのです。翌日になってもお届け先様と連絡が取れなければ、すぐに冷蔵から冷凍へ切り替える、長期不在とわかればいったん引き取って在宅を確認してから新しい商品を送る、などヤマトさんとの連携が大切です。他の宅配業者さんもサービスレベルは良くなっていますが、クール便に関してはクロネコヤマトさんが一番安心なのです。
当店もギフトBOXを使わない場合は「KOBEBEEF」のステッカーを貼って必ず中身が分かるようにし、保冷剤も必ず入れています。そうそう事故が起こるものではないですが、大事なお客様の真心とともに贈る「お肉」なのですから、宅配業者だけに頼らず、荷物を出す側も細心の対応が必要だと思うのです。当店では責任を持ってお客様の大事な贈り物をお預かりしておりますので、安心してご利用くださいませ。