| 但馬牛たじまうしとは |
■種類は和牛の中の黒毛和種
優れた肉質と強力な遺伝力があり、全国の和牛改良に最もよく活用されています。
黒毛和牛は全国各地にいますが、但馬牛だけは他県産の血を入れていません。
肉の味は血統で決まると言われ、血統は代々受け継がれてゆくものなのです。
ですから全国の和牛改良にも活用されるているのですね。
神戸ビーフなどの銘柄牛は「お肉」になってから認定されるもので、
但馬牛は兵庫県の和牛、「牛さん」のことです。
※「但馬牛」は牛の呼び名ですが、「兵庫県産(但馬牛)」は神戸ビーフと同じように銘柄牛であり、お肉になってから認定されます。・・・ややこしいですネ。(^-^;) |
■兵庫県の北に位置する但馬地方は、良い草と変化に富んでいます。
牧草に恵まれ、水は硬水でラジウムが多く、
山草には肉牛が育つのに必要な薬草が含まれています。
また、経験豊富な飼育農家により血統の純粋性を長年にわたって保ち続け、
たえず改良への努力を払ってきた結果が全国に誇る但馬牛を生み出しました。 |
■つる牛
但馬地方とくに渓谷を中心に飼育されてきた優秀牛の系統を「つる」と言います。
その系統牛を「つる牛」と言います。
優良牛ばかりを交配し純良な血統を強力に伝える牛です。毛並みではこれ以上無いという名牛。
昔は100余のつる牛がありましたが現在では次の3系統です。
・あつたづる・・・・・・・美方郡美方町
・ふきづる・・・・・・・・・美方郡温泉町
・よしづる・・・・・・・・・城崎郡香住町
但馬牛はこれまで他県産の牛の血は一滴も導入しておらず、完全な純血種となっています。 |
■但馬牛の歴史は古く、
約1200年前の「続日本書紀」に「但馬牛、耕うん、輓用、食用に適す」という記述があります。
約700年前に書かれた「国牛十図」には当時の和牛の体系・特徴・性質などが記述されており、
但馬牛の項は
「骨ほそく 宍かたく 皮うすく 腰背まろし
角つめことにかたく はなの孔ひろし 逸物おぼし」と書かれています。
昔は食用よりも荷役用としての役割が大きく、
食肉牛として注目されるようになったのは明治以降です。
交通の便も不便だった頃は、自然に良い血統が引き継がれてきましたが、
現在でもその事を重視し血統を守り続けているのです。 |